体育授業ー3 (低学年)低学年の体育授業
◆低学年(1年生・2年生)の子どもたちは、活動欲求が大変旺盛です。
教師が「校庭に出よう」と一声かけるだけで大喜びです。この時期の子どもたちは、外へ出て走っているだけでも楽しくて、楽しく手仕方ないのです。
ですから体育授業は、低学年の子どもたちにとって、給食と同じくらい楽しい時間なのです。
算数セットの準備には時間がかかっても、体育着に着替えるのは、あっという間です。
また、低学年の子どもたちは、自分の運動能力に対して大変自信を持っています。これは、今まで運動で失敗した経験が少ないためでしょう。根拠のない自信といってもよいでしょう。
体育授業で「三段の跳び箱、跳べるかなぁ?」とやや挑発気味に課題を提示すると「できるよ!」「簡単だよ!」と間髪をおかずに答えが返ってきます。
深く考えて答えていないと言ってしまえばそれまでですが、この低学年特有のエネルギーを使わない手はありません。
積極的に運動に取り組ませるまたとない時期であることを教師もしっかりと認識する必要があります。
そして、低学年の子どもたちは、様々な動きや感覚をスポンジのように吸収し、できなかった動きが飛躍的にできるようになる時期でもあるのです。
運動面については、低学年の子どもたちの持っている可能性は無限大だと私は考えています。