コラムー24 謙虚さと笑顔を絶やさない魅力的な方
◆オフィシャルな会合の場でも、プライベートな場でも、決して横柄な態度をとることなく、目上の人にも目下の人にも、爽やかに、温かく接してくださる魅力的な方がいらっしゃいます。気遣いのある笑顔、優しく包み込んでくれるような声に老若男女を問わず、この方に惹き付けられてしまいます。人に対しては、必ず名前で呼び「○○さんからお聞きしています。△△さんは、いつも大変頑張っていらっしゃるということを」と心配りしてくださいます。このように、声をかけるだけで、人をやる気にさせてしまう魅力的な方。
以前、テレビ番組で巨人軍の長嶋さんに「オシャレのこつは?」とインタビューされ、「人に不快感を与えないように気をつけています」と答えていらっしゃったのを思い出します。これは、おしゃれだけでなく、人との接し方やお付き合いの仕方、全てに共通することだと思います。
では、反対に人が不快を感じるのはどういう時でしょうか
横柄、見下したような物言い、冷たい答え方、いつまでも名前を覚えてくれない、見た目がきれいでない、食事の仕方がガツガツしている等々・・・このような人が身近に結構いるからこそ、先に述べたような方にお会いすると余計惹き付けられてしまうのでしょう。
このような方は、肩書きが上がっても、出逢う人全てに腰が低く、丁寧な言葉遣いで接してくださいます。
目上の人や上司に対しては丁寧でも、目下の人や部下に対しては、ついつい、態度がぞんざいになってしまいがちです。そして、自分が目上の人に接しているのと同様それ以上の接し方を目下の人に求めてしまいがちです。
そのような思いを断ち切ることができる方は、きっと、仕事も友人関係も、全てにおいて振り回されることがないのではないでしょうか。飾り気の無い、自分自身を磨かれているからこそ、誰に対しても同じようなあたたかい接し方ができるのだと思います。
◎常に肩書きではなく、一人の人間として、誠実に接しているからこそ、謙虚であり、笑顔でいられるのではないでしょうか。
「晴れてよし、曇りてもよし 富士の山 もとの姿は変わらざりけり」(山岡鉄舟)