ありがとう 「教育は愛」No.531

学校教育

学校教育ー120 ありがとう

◆先日、絆創膏をしている子どもに「お大事にしてくださいね」と声をかけると「ありがとうございます」と丁寧なおじぎとともに答えが返ってきました。大人でも「ありがとうございます」と言える者が少なくなっている昨今、心洗われる思いがしたものです。

 以前、子どもから「校長先生の一番好きな言葉は何ですか?」と質問された時、「ありがとう」という言葉をあげました。

 「ありがとう」という言葉は、日本で一番美しい言葉だと思います。

 「ありがとう」と、感謝の気持ちを素直に言葉に表せる人は、子どもでも、大人でも、目がきれいな印象をもちます。表情全体がとても明るいのです。

 リード文の子どもも、明るく、優しそうな表情が印象的でした。

 「ありがとう」を言葉に表すためには、謙虚で素直な心が必要なのではないでしょうか。

 「ありがとう」を言葉に表すことが苦手な大人は、「ごめんなさい」を言うことも苦手なようです。

 プライドが高いからでしょうか? 自分に絶対の自信があるためでしょうか?

 いずれの理由にしても、自分自身にも、周囲の人たちにもプラスには働きません。

 人間関係を肯定的なものとするためには、「ありがとう」と「ごめんなさい」は、この上ない潤滑油となるのです。

 ですから、将来社会で活躍する子どもたちには、早い時期から「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言えるような心持ちと習慣を身に付けさせることは重要なことだと考えます。

 では、その方法は? 私は、大人の率先垂範だと思います。

 知的に理解させるのではなく、生活の中から体に染み込ませるのです。

 家庭では、大人が、学校では教師が率先して「ありがとう」と「ごめんなさい」を発していれば、子どもは自然とまねるものです。

 では、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言えない大人は?

 ご自分で考えていただく以外にないような気がします。

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