おむすびと愛情 「教育は愛」No.223

家庭教育

家庭教育ー19 おむすびと愛情

◆おむすびには、愛情を伝える大きな効果があるようです。スポーツ少年団で、子どもたちが母親に感謝の言葉を伝える時に必ずと言ってよいほど登場するのがおむすびです。

「お母さんは、毎週、ぼくのためにおむすびを作ってくれました。ありがとう」

 おむすびは、日本の伝統的なお弁当のひとつです。おむすび屋さんも街で数多く見かけます。なかには、お寿司屋さんのようにお客さんから注文を受けてから握り、大評判となっているお店もあるといいます。

 私もおむすびは大好きです。握られたお米と中のおかず、そして、海苔の香りが、食欲をそそります。そして、おむすびには、その家の形があります。きっちり三角形にする家もあれば、丸い家もあります。あんパンのような形のおにぎりもあります。

 おむすびの握り方は、母の、その母の、そのまた母の影響があるのかも知れません。

 海苔の巻き方も、ピッタリ巻いているおむすび、三角形の頂点から帯のように巻いているおむすび、海苔だけ別にして、巻きながら食べるおむすび等々、その家の独自性が表れます。

 このように、おむすびには、その家の、母親の、オリジナリティが溢れています。

 ですから、子どもたちは、我が家独自のおむすびをいただきながら、母親の愛情をひしひしと感じているのではないでしょうか。

 何か、温もりがあるのです。おむすびには・・・。

 最近は、コンビニのおむすびも多種多様でとても美味しいものが揃っています。

 新作のおむすびが登場するとつい、購入してしまいます。

 それでも、一番美味しいと感じるのは、妻が握ってくれたいつものおむすびです。

 おむすびには、握っている人の愛情も一緒に詰まっているのでしょう。そんなことを子どもたちのコメントを聞きながら考えていました。

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