学校教育ー116 アドリブ力は人間力
◆特別活動主任が、子どもたちへ「アドリブ力は人間力」と指導していました。素敵な言葉だと思いました。後で、特別活動主任に聞いてみるとご自身が高校時代に先生から指導いただいた言葉だと教えてくれました。
アドリブ力を発揮できる、ということはその場の空気を読み、臨機応変に言動できるということです。これは、日本人が一番苦手としている力かも知れません。
学校教育でも子どもたちに身に付けさせなくてはならない大事な力と言えるかも知れません。
以前、教え子の仲人を引き受けた時、結納の場で新郎の父親が、進行の台本を見せてくれました。会社では、このように台本を作り会議を実施しているとのことでした。
教育委員会事務局で勤務していた時も、会議には台本がつきものです。そして、議会の答弁をした時にも答弁書が用意されます。
私が、アドリブ力を鍛えることができたのは、議会答弁の時かも知れません。最初の答弁は、答弁書をもとに行います。しかし、質問に入ると、答弁書を用意しているものの、質問に応じた答弁が求められます。しかも、議事録に残されるので、いい加減なことは答弁できない真剣勝負です。
ここで、アドリブ力を発揮させるために、私は、その質問に対する教育委員会事務局の施策や方針など、できる限り頭に詰め込みました。そして、議員の質問に対して、頭の中の知識を臨機応変に組み替えて答弁しました。
あとは、話し方です。強弱や間、表情にも変化を付けて答弁しました。
全ては、臨機応変、アドリブ力を振り絞りました。
毎回、冷や汗ものでした。しかし、ここで磨いたアドリブ力は、学校現場でも、その他の集まりでも、あらゆるところで活用することができています。
ただし、この“アドリブ力”がどれくらい、自分の“人間力”に結びついているかは、定かではありませんが・・・。

