職場ー79 ザ・ラストデー
◆41年間に亘る教育公務員生活に幕を下ろしました。今日は、お二人の教頭先生を中心に教職員の皆さんが心のこもった掲額式やお別れ式を開いてくださり、胸が熱くなりました。
掲額式は、離任式の時に後任の校長先生によって執り行われる学校が多いようです。
しかし、私は前回の校長職の時も、自分がいる年度内に掲額式を行っていただくようにしています。新しい校長先生のお手を煩わせたくないからです。
そして、お別れ式はアーチで送り出され、その後、残務処理をするなどして、戻って仕事をすることもしないことにしています。
以前教頭時代に仕えた校長先生が3月31日の日付が変る頃まで荷造りを手伝わされた苦い経験が教訓として生きているからかも知れません。
3月31日の教職員は、4月1日の準備で大忙しなのです。机やロッカーの名札も変えなくてはなりません。それなのに、学校を去る教職員がいつまでも残って仕事をしているのは?
ましてや校長が残っていては、先に帰ることさえ憚られます。
ですから、私はお見送りを受けた後は、校長室へ戻らず、そのまま車に乗り込むことにしています。
今日は、アーチでお見送りを受けた後、正門横の満開の桜を背景にみんなで記念写真を撮影していだきました。思い出に残ります。
その後、記念写真をご希望される先生方と一緒に記念写真を撮影させていただきました。
午後は年休届けを提出しています。
そのまま車に乗り込み、自宅へ向かいました。
帰宅してから、沢山の先生方から頂戴したお品とお手紙を拝読させていただき、その先生との思い出に耽ります。
保護者とお子さんからいただいたお手紙やお花もありました。
それらのお手紙を拝読しながら、自分も校長として少しはお役に立てたかなぁ、と安堵します。
今朝、地域で見守り活動を毎朝してくださっているご夫妻のお宅へご挨拶に伺いました。
私が挨拶をすると大粒の涙を流されて、私の手を握ってくださいます。ご夫妻揃って、涙を流してくださるそのお姿に私も大粒の涙を流してしまいました。
ご自宅を後にして、学校へ向かう直線道路を半分ほど来た時、「千葉校長先生~!」と叫ぶ大きな声が聞こえます。振り向くと、ご夫妻が手を振り続けてくださっています。私も大きく手を振りながら「有難うございました~!」と叫びました。
ご夫妻は私の姿が見えなくなるまで、ずっと手を振り続けてくださいました。
今まで、地域の方からこのような熱いお見送りを受けたのは、これが初めてでした。
この地域にある本校で校長職のフィナーレを飾ることができて、本当に幸せでした。
「愛」の溢れる学校で「教育は愛」を全うできたこと、私の宝物です。
教育公務員のザ・ラストデーは、これから始まる生活のザ・ファーストデー。
・・・今、感謝の気持ちしかありません。 有難うございました。
