家庭教育ー22 ファミリー
◆弟の献杯の挨拶で、「最初は、母と兄と私の3人しかいなかったんです。それが、今はこんなに沢山の人数が集うようになりました。ここにいるのは、みんなファミリーなんです」という件がありました。
その言葉を聞きながら、何十年も前の自分を思い出していました。
東京から埼玉県へ引っ越してきた時、母と幼い子ども2人。その3人で必死に生き抜いてきて今があります。私も弟も結婚し、子どもに恵まれ、その子どもたちが結婚し、子どもに恵まれる。そうやって、身内が増えてきました。
考えてみればとても不思議な気持ちになります。
母が懸命に生きてきた結果が、次世代の命につながっているのです。母は、天へ還ってもその血は脈々と受け継がれているのです。
それが、ファミリーなのです。
母の13回忌ですから、母の姿はありません。当たり前です。
しかし、身内で食事をしている時、確かに母を感じたのです。母は、子ども、孫へと姿を変えて、今も生きているのです。
血縁の不思議さと嬉しさを感じることが母の13回忌法要でした。
私のファミリーと一緒の尊い時間。