コラムー27 プライドが高すぎる厄介は人
◆プライドを持つことは大切なことだと思います。特に仕事をする際には、プライドを持って取り組むことは大事です。しかし、プライドが高すぎてしまうのも考え物です。
「分かりました」「すみません」「そうしてみます」という言葉の代わりに「でも~」
「今までの経験から言うと~」「○○さんがおっしゃっていましたが~」などの言葉を駆使するばかりでどうしてもベクトルが合わない人。自分の意見を認められないと激しく怒り出してしまう始末。このように自身のプライドが高すぎて、他人との協調性に著しく欠けてしまう人はとても厄介です。
下手にお願いすると激高することもあります。こうなると誰も手に負えません。
なぜ、ここまでプライドが高くなってしまうのでしょうか?
ひとつには、強烈なコンプレックスがそうさせる場合もあります。
例えば、幼い頃から友達と比較されたり、兄弟と比較されたりする経験のような。そのコンプレックスを払拭するために、自分の有能さを他人に必要以上に示したいのです。
事実、このような人は、頭脳も明晰で、事務処理能力も高い場合が多いのです。能力が高いのですが、相手を敬おうとする態度が欠落しているために、対人関係において摩擦が生じ、チームで仕事をすることが苦手なのです。
いかなる業種においても、仕事をする上で大切なのは、スキルよりも人間性です。
教師の世界でも、授業力を議論すると「結局はその教師の人柄」と結論付けられることが多いものです。
◆では、このような人と付き合うにはどうすればよいのでしょうか?
この人とわかり合えると思うとひどい目に遭います。この人は、人より自分が優れているということが人と付き合う上での前提条件なのです。
ですから、あくまでも仕事上のこと、ビジネスライクに話しをし、仕事をうまい具合に分担することでしょう。深入りしたり、この人の行っていることに意見を言ったりしようものなら、炎上することは必至です。
いかなる理由があっても、一緒にラウンドはしたくないタイプの人です。