職場ー37 ポジティブな心をもとう
◆仕事をしていると忙しい時に限っていろいろなことが発生し、さらに忙しくなることがしばしばあります。私は、それが仕事だと思っています。しかし、忙しさを自分が抱えた不幸のように捉えているとネガティブな思考に支配されてしまいます。
同じ状況を抱えても、明るく取り組む人もいれば、愚痴や不満を言いながら取り組む人もいます。私がお世話になったどこの職場にもいました。
不満や愚痴を言ってもしっかりと完遂する人がほとんどでした。しかし、仕事の出来映えや効果は、明るく取り組んだ人と比べると明らかな違いがあります。
それは、明るく取り組んだ人は、仕事の成果だけではなく、その取組方が周囲の人たちに勇気を与えるのです。「あの人が明るく取り組んでいるのだから、私も頑張ろう!」と。
さらに、仕事に心がこもっているので、仕事の対象となった相手に誠意が伝わっています。結果、リピーターが増えるのです。「前回お世話になった○○さんにお願いします」という具合です。
学校では、「○○先生に来年も担任になっていただきたいです」と保護者からも子どもからもリクエストが入るのです。
さらに、同僚からも「○○先生と同じ学年を組みたいです」というリクエストまで入ります。
仕事をするなら、嫌々取り組むのではなく、明るく主体的に取り組んでいきたいものです。誰も愚痴や不満など聞きたくもないのです。愚痴や不満がもたらすネガティブな雰囲気が職場や相手に伝わるだけで心が暗くなってしまいます。
自分の存在が少しでも周囲の人たちを明るくできれば幸い。「一灯照隅」です。
自分が一灯であるためには、常にポジティブな心を保っていたいものです。
どうやってポジティブな心をもつのか?
簡単です。自分でポジティブな心をもとうと決めればよいのです。