学校教育ー62 リフレーミング
◆保健指導で自分のことも好きになる、友だちのことも好きになる、その方法のひとつとすて「リフレーミング」を養護教諭が指導していました。ポジティブ思考とネガティブ思考のギャップがとても興味深かったです。
片付けができない、というのは短所と見ることもできます。これをポジティブ思考のフィルターをかけると大らかだ、と見えるのです。
コップに入った半分の水を見て、ネガティブ思考だと「もう半分しかない」と見えます。ポジティブ思考だと「まだ半分もある」と見えるのです。
中村天風氏の「人生、心ひとつの置き所」に通じるものです。
私も何かトラブルに遭遇すると、心の置き所をネガティブからポジティブに変えるよう努めています。それでも、ネガティブに染まってしまうこともありますが・・・。
リフレーミングは、子どもだけでなく、大人にも必要だと考えます。人生は禍福の連続です。いいこともあれば、悪いことだってあるのです。しかし、その度に一喜一憂していては心がもちません。少しでも平常心を保つためには、物事をポジティブに考える習慣を身に付けておくことが重要ではないでしょうか。
最近、子どもよりも大人を見ているとネガティブの沼にドップリはまっている人を見かけることが多くなったように感じています。まるで、ネガティブが大好きで、自分から呼び込んでいるのではないか、と疑ってしまうほどです。
一度しかない人生です。ポジティブに考え、毎日を楽しく過ごして行きたいと思いませんか?
※リフレーミングとは、「物事の視点・枠組み(Frame)」を「組み直す(Re-Frame)」という意味の心理学用語です。ある出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、出来事に別の視点を持たせることを指します。