生涯学習ー61 一途な姿
◆一途を「いちず」と読めば、ひとつのことに打ち込む姿、ひたむきな姿という意味になります。「いっと」と読めば、一筋の道、ひとつの方針という意味になります。
私は、何事にも一途(いちず)になっている姿に“素敵”を感じます。
知り合いの中には、一途にゴルフに打ち込んでいる人もいます。寝ても覚めてもゴルフのことを考え、自分のスコアを更新するために、ありとあらゆる努力を欠かさない人。
また、写真や書道に一途になっている人もいます。定期的に開かれる展覧会に作品を出品することをこの上なく楽しみにしている人。
休日の草野球を楽しみにしている人もいます。地域のチームに所属して一途に楽しんでいます。
ミュージカルの舞台俳優さんを一途に応援している人もいます。舞台写真をきれいにデコレーションした写真額に入れて、持ち歩き、公演の時には、舞台をバックにその写真を撮影されている人。
本来なら一途と言えば、好きなことを本業にして打ち込むプロのことを言うのかも知れません。しかし、私が“素敵”を感じるのは、本業ではなく、趣味の部分で一途になっている人の姿です。
仕事とは全く別の分野で、自分の好きなことに一途になること、これは、長い人生航路を進む上でとても重要なことだと思うのです。もちろん、法に触れたり、他人に迷惑を掛けたりするのは論外です。
何か、一途になるものを持っている人は、いつも生き生きとしています。その姿を私は“素敵”だと感じていますし、自分も一途になれることを大切にしたいと考えています。
私の一途は?・・・一途が多すぎて、厳密には一途と言えないかも知れません・・・。