教師ー16 健康第1で ~決して無理をしない~
◆珍しく体調を崩し、約1週間、学校を休みました。改めて、健康の大切さと規則正しい生活を送れることの有難さを実感しました。程度の差はありますが、どこの職場にも、体調を崩してお休みしている教職員がいます。仕事を進める上で、健康は大切な要素です。
体調を崩す前には、必ず前兆があるものです。今回体調を崩した際にも、咳や倦怠感など何日も前から体調不調の自覚症状はありました。しかし、この程度のことならば、日常的な疲労感の範囲に含まれるものと思い、通常の生活を押し通していました。これは、自分の仕事に対するスタンスでもあります。今までも、「気の所為」「心ひとつの置き所」と言い聞かせては、仕事に邁進してきました。
しかし、年齢とともに、基礎体力が低下し、同時に免疫力も落ちているのでしょう。そのことを自覚する必要があったのです。
思えば、メンタルで休職を余儀なくされてしまう教職員にも前兆はあるはずです。私が、管理職時代や教育委員会時代に見聞きした中には、数多くの事例がそれを示しています。
「なぜだか、やる気が出ない」、「頑張れという言葉がプレッシャーになる」、「自分のことを周囲が理解してくれない」、「自分の教え方を子どもたちが理解してくれない」などです。
このような思考経路に陥ってしまったら、決して無理をしないことです。健康で持続的に仕事を進める上では、無理は禁物です。無理をしなければできないということは、自分にその力がないということなのです。
私もかつては無理を通せた心身を持っていたとしても、今では、衰えてしまった部分も否めないのです。その代わり、経験からくる知見やいろいろな人たちとの関わりの中で、人間関係の処し方等については、タフになっている部分があります。弱くなっているところを強くなったところでカバーすればよいのです。
教師は、真面目で一生懸命に頑張る人間が多いものです。
ついつい、無理をし過ぎてしまう傾向があります。しかし、無理は禁物です。
自分が、今日も明日も、元気で仕事できるような心身を保つことにもっと、もっと積極的になってよいのではないでしょうか。
健康第1ですから。