学校教育ー130 努力できる人
◆小学6年生の一人が発した言葉です。「努力できる人になりたい」この言葉を聞いた時令和の時代の小学生でもこのような考えをもっていてくれるのかと嬉しくなりました。
6年生の子どもたちと卒業記念会食をしていた時のことです。
自己紹介の後、自分の夢を話してもらいました。
ある男子が、「まだ、自分の夢は決まっていませんが、決まったら、それに向けて努力できる人になりたいです」と話してくれたのです。
これは、私の感覚的な印象ですが、子どもたちを含めて最近の若者には、努力せず、効率よく成功を収めようとする意識が強いように感じています。
そう感じていたのに、この男子の言葉を聞き、無性に嬉しくなりました。
「努力できることが才能である!」これは、松井秀喜氏の父親が小学生時代から教訓として授けたという言葉です。画家の硲伊之助氏の言葉だそうです。
私は、この言葉を聞き、大変感動してしまい、以後、教え子たちには、求められれば揮毫している言葉です。
自分のような者でも、才能がある。それは、努力できることだ。努力を継続することだけは、自分が比較的得意なことです。
その努力できることが才能と呼べるのだとしたら、特段自分の才能を見出せないでいた自分に自信がもてると思ったのです。
今の時代、努力と言う言葉は敬遠されがちです。
しかし、私は努力を継続することにより、人間性が磨かれていくのだと信じています。
努力なきところに成功はない、とも考えています。
その地味な努力について、真っ直ぐに考えていた6年生がいたこと、そのことが、たまらなく嬉しかったのです。
令和の時代もまだまだ、捨てたものではない、空が明るく見えました。

