友   「教育は愛」No.242

職場

職場ー23 友

◆令和6年度の自分のチャレンジとして、全11回の校長ミニ講話を行っています。自分が、今まで、他校やいろいろな場で講演させていただいた内容等を凝縮して、現在の自分の持っている財産を心ある先生方へお伝えしたい一心で立ち上げたものです。

 ミニ講話勉強会は、17時から18時に実施しています。勤務時間外なので、もちろん有志です。拙い私の講話をご静聴いただき、グループごとに熟議していただく回もあれば、ほとんど私が話しまくる回もあります。

 なかには熱心に、毎回ご出席したくださる先生もいます。このような心ある教師と同じ時間を共有できることに感謝の気持ちでいっぱいになります。

 全てはご縁です。勤務時間外の貴重な時間を共有し、一緒に勉強させていただいたことは私にとって、忘れられない思い出となります。

 かつて、体育授業に特化した勉強会で共に学んだ仲間のことは今でも忘れることができません。学校の仕事を切り上げ、18時頃から21時頃まで、体育授業について、熱心に協議し明日の実践に活かし合ったものです。1年間ごとに、勉強会で提案し合った資料を綴じ込み実践の宝箱を作ったこともありました。

 このような自主的な勉強会には、情熱以外の何ものもありませんでした。

 借用した公民館で蛍の光を聞きながら、みんなで大急ぎで机を元に戻し、ダッシュするように駐車場へ転がり出た勉強会。暗い駐車場でもまだ、議論を続けたこともありました。

 そのようにして、一緒に学び合った仲間の一人が、わざわざ学校の勤務を早退して、ミニ講話勉強会に参加してくださいました。驚きとともに深い喜びが胸に込み上げてきます。

 彼は、私が「友」と呼べる数少ない人間の一人です。

 お互い、年齢は重ねましたが、再会すると当時の勉強会に時間が巻き戻されます。

 ミニ講話勉強会の後、2人で勉強会の続きを行いました。

 いつも会っていなくても、熱い思い出で結ばれている仲間、昔話だけでなく、現在進行形の夢や思いを語り合える「友」が一人いれば、それだけで、生きる勇気が沸いてきます。

 明日からまた、頑張れそうです。

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