生涯学習ー7 友と呼べる人
◆私のように人生の第4コーナーを回っている歳になると心から「友」と呼べる人は何人いるでしょうか?なかには、やたらと友だちが多い人もいるようです。しかし、自分が友だちと思っている人の中で、心の底から「友」と呼べる人となると結構少ないのではないでしょうか?
ゴルフ仲間、山仲間、鉄道写真仲間、ジョギング仲間、もちろん、仕事仲間等々・・・仲間と呼べる人は沢山いるかも知れません。
しかし、本音で話したり、心を許して相談したりできる人はその中で何人いるでしょうか?
私は、すぐに思い当たる人が2人います。この2人になら、本音で、胸襟を開いて話しができます。この2人とは、日常的に行動を共にしている訳ではありません。
各々、別の職場で日常を持っており、1年間のうち、お会いすることもないまま時が過ぎてしまうこともあります。しかし、なぜか心が近くにあるのを感じるのです。
この2人とは体育科教育がご縁で近しくなりました。
一時期、毎月勉強会を開いては、互いの実践を発表し、熟議を重ねた日々がありました。この頃の情熱や真心が、濃かったのでしょうか。何年、時を経ても決して色褪せないのです。感覚としては、昨日も一緒に勉強したような気持ちになるから不思議です。
私は、この2人をかけがえのない「友」と勝手に思っています。
きっと、「友」と呼べる人とは、長さではなく密度の濃い時間を共有できた人のことなのかも知れません。
打算もない、利害関係もない、あるのは、互いの「信」のみ。天地がひっくり返っても、この2人のことは信じられます。
そんな「友」が2人も居ることに感謝の気持ちで一杯です。