命を守る研修 「教育は愛」No.283

学校教育

学校教育ー59 命を守る研修

◆毎年、子どもたちの命を守る研修を繰り返し実施しています。一度やったことがあるからやらなくてよい、ということはないのです。毎年、繰り返し行うことにより、子どもたちの命を守る覚悟を磨くためにも私たち教師は、子どもたちの命を守る研修をやり続けるのです。

 研修の内容は、心肺蘇生法研修、AED研修、食物アレルギー対応研修、不審者対応研修などです。

 心配蘇生法研修は、心臓マッサージを複数で実施する研修になります。ダミーを消防署や教育委員会から借りてきて、全教職員が実施します。毎年行っていても、やる度に新たな発見があるものです。

 AED研修も、訓練用AEDを借りてきて、全員が通電し、心臓マッサージを行うまでを一連の動きの中で行います。1人で行うパターン、2人で行うパターンなど、いろいろな状況を想定します。

 食物アレルギー対応研修では、模擬用のエピペンを全教職員が自分の太ももに打ちます。アナフィラキシー症状を発症している子どもには、躊躇無くエピペンを打てる知識とスキルを身に付ける必要があります。

 不審者対応訓練では、自分が身を挺して子どもたちを守ります。その際、防犯ベルを鳴らし、全教室に不審者が侵入したことを知らせます。警察の指導を受け、大音響の防犯ベルをPTAの協力をいただき、設置しています。学校には、1,000人近い子どもたちの大切な命を預かっているのです。

 万が一の場合を想定した訓練や研修は、やり過ぎることなどありません。いくらやっても足りないくらいです。

 そんな気持ちを胸に深く焼き付けるためにも、私たち教師は、子どもたちの命を守る研修に真摯に向き合い、覚悟を磨き続けているのです。

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