地域の皆様 「教育は愛」No.436

生涯学習

生涯学習ー59 地域の皆様

◆学校を会場に、地域の皆様が集う会議がありました。青少年育成会、社会福祉協議会、民生委員、子ども会、自治会、近隣中学校など、実に多彩な方々がご出席されました。

 なかには、幾つもの会議に常連のように参加してくださる自治会長さんもいらっしゃいます。学校で地域の皆様が集うこと、これはとても素敵なことだと思います。

 学校を中核にした地域のコミュニティづくりをスクール・コミュニティと呼びます。

 今、地域の皆様の関係が年々希薄になっています。自治会への参加率も下がり、自治会の一部である子ども会や敬老会への参加者も少なくなり、とうとう廃止されてしまった自治会もあるそうです。

 「遠くの親戚よりも近くの他人」という言葉があります。何か早急に困りごとが生じた場合には、隣近所で支え合えるようなご近所でありたいものです。

 そのためには、お顔を知り、日頃から言葉を交わしていることが大切です。普段、話したことのない人といきなり協力しろ、と言われても戸惑ってしまいます。

 今、お世話になっている小学校では、登校時に子どもたちが転んでケガをすると、地域の方が絆創膏を貼り、学校まで連れてきてくださいます。そういったことが1度や2度ではありません。私は、いろいろな学校でお世話になりましたが、このようにあたたかい地域を知りません。

 今日も猛暑でした。直射日光が当たっている温度計でしたが、40℃を超えていました。体感気温は相当なものです。その中、わざわざ、学校まで足を運んでくださり、子どもたちのためのイベントについて熱心に議論されるのです。

 学校に、地域の皆さんがいる風景、とても素敵な風景だと思います。

 地域の方が気軽に訪ねてくださるような雰囲気を醸成することは、学校の仕事です。

 それこそ、日頃から地域の皆様のお顔を知り、言葉を交わしていること、学校の教職員が地域の一員となっているような関係性を築ければ素敵だなぁ、と今日の会議に参加して、しみじみ思いました。

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