大国を治むるには 「教育は愛」No.577

管理職

管理職ー50 大国を治むるには

◆「大国を治むるは、小鮮を煮るがごとし」これは、老子の言葉です。学級や学年、学校を経営する際に、私が拠り所としてきた言葉です。

 この言葉の意味は次の通りです。

 「大きな国を治めるやり方は、例えば小さい魚を煮るようなものである。小魚を煮る場合には、やたらに手出しをせず、煮えるに任せておけばよい。つつきまわすと肉が破れて、形を失ってしまう。大国を治めるにも、やたらに法律を設け、術策を弄すると、かえって取り返しのつかない争乱が起こってくる」

 この教訓は、学級で子どもたちを指導する際にも大変役立ちました。

 子どもたちの間で、問題行動が起きた際に、再発を防止しようとするあまり、細かいルールや決まりを沢山つくり過ぎると、かえってギクシャクした人間関係が学級の中にできてしまうものです。

 ですから、ルールや決まりは最低限度にして、子どもたちの心の中に自律の心を芽生えさせるような教育をすることが肝要だと考えてきました。

 そして、これは学年経営でも、学校経営にも共通していました。

 現在勤務している学校には、900人を超える子どもたちがいます。

 教職員も70人以上、そのような大集団が、規律を守り、生き生きと生活・行動できるようにするために、ルールや決まりで縛ろうとすること自体に無理があります。

 私は、愛と情、信をモットーにして学級経営、学年経営、学校経営に取り組んできました。

 今も「教育は愛」を掲げて、人を信じて学校経営に取り組んでいます。

 人を治めるには、法や決まりではなく、愛が何よりも大切だと信じているからです。

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