夫婦 「教育は愛」No.39

生涯学習

生涯学習ー39 夫婦

◆結婚して38周年を迎えました。あっという間だったようにも思えるし、随分と長い道のりを私のような人間とお付き合いしてくれたものだと、妻には深く感謝しています。

 子どもたちが、独立してから私たち夫婦は、お互いの誕生日と結婚記念日には、ささやかなお祝いをすることが恒例となっています。

 子育て中は、私たちの誕生日、ましてや結婚記念日は二の次三の次でした。

 しかし、子どもたちが巣立ってから、夫婦の時間が多くなると、互いに感謝し合い、今ある時間に感謝する気持ちが強くなってきました。

 私たちが結婚する時、母が「互いに信頼し、尊敬し合える夫婦でいてくださいね」とアドバイスをいただいたのを覚えています。私の場合、心底その境地になるには、随分と時間を要したと思います。

 常に目の前の仕事に気を取られ、妻のことを思いやる心の余裕がなかったのです。

 しかし、人生の節目、節目を超える度に、妻への敬愛の念が強くなっていきました。

 今、私にお説教をしてくれるのは妻しかいません。耳に痛いことでも遠慮無くもの申してくれます。

 そして、自分のことを真剣に心配してくれるのも妻だけです。

 不思議なものです。もともと夫婦は赤の他人です。ご縁があって結婚し、子育てをしながら、自分の親と過ごしてきた時間を超える時間を過ごすようになり、口にしなくても互いの心の内が分かり合えるようになってしまうのです。

 今回の記念日は、二人で大好きな歌劇を観劇しました。そして、39年目の第一日目には、二人で野菜と花を植え、庭仕事を一緒に行いました。

 夫婦とは、生涯学習の中で、とても大切な学習内容(?)だと思う今日この頃です。

 妻に心から感謝!

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