学校教育ー121 子どもは風の子
◆「子どもは風の子」とよく言われます。冬になり、北風小僧がヒューと泣き出す頃になるとこの言葉が甦ります。いつも子どもは風に向かって走っているのです。
運動場へ足を運び、子どもたちの様子を見に行きます。風が多少吹いていても、その風を追い越すような勢いで走り回っている子どもたち。
その姿は数十年前のそれと全く変ることはありません。
昭和、平成、令和、どの時代でも子どもたちは、運動場で嬉々として走り回っています。
若い担任教師も子どもたちと一緒になって、走り回っています。
そう、私も担任時代は、子どもたちと一緒に鬼ごっこをしたものです。当時は、子どもたちとかけっこをするのも楽しかったものです。
それが、いつの頃からでしょうか。子どもたちと一緒に居ても、走り回ることができなくなったのは・・・。
子どもは、本能的に全力で走ります。
ですから、低学年の体育授業で持久走をする時は、教師が先頭になって走り、子どもたちのスピードを調整するのです。そうでないと、子どもは常に全力走をしてしまうからです。
やがて、誰しも年齢を重ねるとマラソンを趣味にしている人以外は、めっきり走る機会はなくなります。
「走りたい」という本能が低下するからでしょうか?
それとも、頭でいろいろなことを考え過ぎるからなのでしょうか?
今日も何人かの子どもたちから「校長先生も一緒に鬼ごっこしましょう!」と優しく誘いを受けました。
丁重にお断りして、苦笑しながら運動場を後にしました。
「子どもは風の子」、「大人は・・・?」

