職場ー29 学校とPTAは敬愛し合い絆を深めましょう
◆PTAまたは親と教師の会がほとんどの学校には設置されています。最近、PTAは任意団体であるため、入学しても加入しない人も増えつつあるようです。自治会への加入率が下がっているのに似ているかも知れません。
私は、PTAは、学校を経営する上で、とても大きな力となる、と感じています。
保護者の皆様との交流は、担任なら学級懇談会でできるでしょう。以前は、管理職を含めた学校の教職員とPTAの皆様との懇親会も定期的に行われていました。そうした席で日頃できない本音の情報交換や交流ができたものです。
コロナ禍、働き方改革等が拍車をかけ、現在では本校を含めて、身近な学校ではほとんどそのような会は実施されていません。
そうなると、管理職と保護者の絆を結び、本音で情報交換や交流ができるのは、PTAの役員さんたちとの間だけとなります。そこで、教育活動や子どもたち、教職員のことなどを時にはオフレコで話すこともできるのです。
私は、PTA役員の皆様とのお付き合いを大切にしているつもりです。来校され、子どもたちのためにいろいろと活動してくださっているPTA役員の皆様とは、できるだけ挨拶を交わし、学校への垣根を低くするように心がけています。
幸い、本校のPTA役員の皆様は、とても聡明で、学校に対しても誠実にサポートしてくださっています。その活動ぶりも主体的で、創意工夫に溢れたものとなっています。
お陰様で、本校では学校も、PTAも同じベクトルを持ち、常に子どもファーストの活動を実現させています。
学校と保護者を結ぶ大きな接点として、PTAは大活躍してくれています。
学校は、忙しい中、ボランティアスピリッツを持って、活動してくださっているPTAの役員さんたちにもっと感謝し、リスペクトしてよいと思います。
そうすることによって、学校とPTAが互いに敬愛し合えるような絆が生まれれば、その成果はすべて子どもたちに反映されるのです。
PTAの役員さんたちの中には、学校の教職員を常に応援し、校長の私に対してもあたたかい励ましの言葉をかけてくださる方がいらっしゃいます。その一言が、私や教職員をどれほど勇気付けてくださっているか、感謝の気持ちで一杯です。
「敬愛」の念を持って、学校とPTAは絆を深めていきたいものです。
本年度最後のPTA本部会・運営委員会を終え、そのような気持ちがより一層強くなりました。