師魂 「教育は愛」No.336

教師

教師ー51 師魂

◆校長を対象にした研修会で、講師の先生から素敵な言葉を教えていただきました。その言葉は、「師魂」です。日本の教育を支えてきたのは、教師の魂、「師魂」があったればこそ、というお話でした。この言葉が胸から離れません。

 「先生」は先に生まれただけの話。教師を揶揄する言葉も耳にします。

 また、「教師は公務員なのだから、奉仕するのが当たり前。別に偉い訳ではない」というストレートな言い方をする人さえいます。

 時には、苦情を延々と1時間以上も聞かされることさえあります。

 匿名で電話をかけてきては、苦情や要求をぶつけてくる方もいます。

 このような現実を知り、大学生は教師の世界を「ブラック」と表現します。保護者対応、年々多様化する子どもたち、部活動指導等々、膨大な業務量を理由に、教育学部の大学生でさえ教師になろうとしてくれないのが現状です。教員採用試験の倍率は年々下がる一方です。

 このような状況の中でも、日本の教育は、世界の中でトップとは言えなくなりましたが、上位の位置にあります。

 これは、日本中の教師が、信念をもって、日々の教育活動に邁進しているからです。

 そして、その信念こそが「師魂」と呼べるものではないでしょうか。

 私も担任時代、教育委員会事務局時代、管理職時代を通して、決してブレることなく、教師でいられたのは、「師魂」があったお蔭だと思います。

 その「師魂」が、自ら紡いできた経験により、私の教育信条「教育は愛」に昇華しているのです。

 「師魂」、素敵な言葉を講師の先生から教えていただきました。

 目の前の霧が晴れたような気分です。

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