職場ー49 平等観
◆私は、管理職として教職員に接する時、プロとしての平等観をもつように心がけています。それは、機会の平等であり、決して結果を平等にしようなどとは考えていません。
教職員の意欲や能力は皆同じではありません。能力に恵まれていても努力をしない者もいれば、能力に課題があっても、努力を欠かさずにしている者もいます。
学校は、子どもたちに未来を拓く力をはぐくむところです。
さらに、私は「教育は愛」を掲げています。「愛」そは、決して見返りを求めることなく、相手(子どもたち)のためをただひたすらに思い、全力を尽くすこと。その全力を尽くし、形にするのが「教育」という営みであると考えています。
この方針を正しく理解し、子どもたちのために全力を尽くしてくれている教職員が得られる結果と努力せず、自分勝手なことをしている教職員の得る結果に違いがあって当然だと考えています。
職場は、同好会ではないのです。機会も結果も平等に分かち合おうという社会ではありません。給料をいただき、子どもたちを教育するという崇高な使命をもって集っているのです。プロフェッショナルたちの集まりなのです。
教職員が、互いに切磋琢磨して、授業力と教師力を磨き合い、精神もタフに、豊かに磨き合う、そんな職場が私の理想です。
そのような高い志をもったプロが、互いを尊重し合い、支え合って教育できるチーム学校を私は目指しています。
その先には、「教師は聖職者」という社会からの高い評価と尊敬を集められるものと信じています。