年度末の風景 「教育は愛」No.622

管理職

管理職-54 年度末の風景

◆年度末になると子どもたちから来年度のことを質問されることが多々あります。きっとご家庭の中でも、担任の先生の在任期間を考慮して、そろそろ人事異動なのでは?という会話がされているのだと思います。

 なかには、「来年も今の担任の先生に教えていただきたいです。よろしくお願いします」というリクエストもあります。

 そうした声が何人もの子どもたちからあがってくる教師は、授業力も学級経営力にも秀でています。さらに、人間力も高く、同僚からの信頼も厚い場合が多いものです。

 小学生と雖も侮ることなかれ。

 子どもたちは、かなり冷静に、教師のことを見ています。

 ◎授業を分かりやすく教えてくれる力をもっているか。

 ◎学級の人間関係を肯定的なものにしてくれる力をもっているか。

 ◎困った時に相談できる雰囲気をもち、丁寧に話しをきいてくれる力をもっているか。

 ◎トラブルを確実に解決してくれる力をもっているか 等々・・・。

 かなり的確に教師を観察し、判断しています。

 ただ、そのことを私たち教師に伝える子どもが少ないだけです。

 こうして、子どもたちは教師のことを評価し、来年度もぜひ、担任になってほしいという思いが強くなると、勇気を奮って、校長室まで訪ねてくるのです。

 私は、こうした子どもたちの声には、丁寧に耳を傾けることにしています。

 もちろん、人事のことですから約束はできません。

 このことは、子どもたちだけでなく、保護者からリクエストされた場合も同様です。

 しかし、校長として、人事を決める上では大きな参考になっていることも事実です。

 そう言えば、先日、2人組の女の子が「校長先生は、来年もいらっしゃいますか?」と質問してくれました。

 子どもたちは、担任の先生だけでなく、校長の私のこともしっかりと見て、評価しているのでしょう。

 年度末の風景です。

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