人生の師ー18 想念は現象化する
◆卒業式の校長式辞で、長嶋茂雄さんが、2000年のリーグ優勝を決めた翌日にコメントされた「想念は現象化する」という言葉を“はなむけの言葉”として、卒業生に送りました。私にとって、この言葉には、深い思い入れがあります。
私が2013年に初めて校長に就任した時のことです。
私は、このブログでもお伝えしたように毎月、田園調布のご自宅まで、長嶋さんにお花をお届けしていました。
当時、リハビリにより体調もかなりご快復されていた長嶋さんは、私がお訪ねする度に玄関から出ていらっしゃって、いろいろなことをお話ししてくださいました。
この時期、幾つもの貴重なご指導を直接いただくことができたのです。身に余る光栄です。
そして、卒業式の式辞を考えていた時のこと、長嶋さんに「2000年のリーグ優勝で長嶋さんがコメントされた“想念は現象化する”というお言葉を卒業式の校長式辞で使わせていただけませんか?」とお願いしたのです。
長嶋さんは、優しく微笑まれて「いいよ」と許可してくださったのです。
私は、校長として初めての卒業式の校長式辞でこの言葉を引用させていただきました。
そして、2026年3月、再びこの言葉を引用させていただきました。
式場で、子どもたち一人ひとりの顔を愛しく見渡しながら、「想念は現象化する」を何度も繰り返しました。
子どもたちは真剣に私の言葉に目と耳と心を傾けてくれました。
その時、会場の体育館の天井に、長嶋さんの微笑まれたお顔が浮かんできました。うんうん、と頷きながら私のことを見ています。
長嶋さんと私、そして、愛する卒業生の子どもたちの心が一直線につながった感覚が背中に走りました。
今日の卒業式は、決して忘れることができない、感動に包まれた卒業式となりました。
卒業生のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございます。
そして、長嶋さん、有難うございます。
