学校教育ー52 感動
◆学校には、感動する場面が数多くあります。素敵な職場だと思います。子どもたちの何気ない言葉に感動すること。子どもたち同士のかかわりを見て感動すること。子どもたちの歌を聴いて感動することなど・・・。小さな感動から大きな感動まで様々です。
感動は、学校生活の日常の中で突然やってくることがあります。
担任の先生のお誕生日にサプライズのお手紙や手作りのプレゼントが贈られる。担任としては、これ以上の喜びはないでしょう。
また、修了式の日、子どもたちと1年間、生活した教室でお別れをする時、子どもたちが涙を流して「ありがとうございました」と言ってくれること、これは教師にとって最高の報酬です。
スポーツ大会で学級が優勝し、うれし涙を流し、その姿に感動してしまうこともあります。一生懸命に努力し、その成果が結果として表れた時の喜びは達成感を伴う深いものとなります。
音楽会や卒業生を送る会でも子どもたちの真心のこもった発表を見ると深い感動を覚えます。
私は、今までに何度も感動をプレゼントしていただいています。年齢とともに涙腺も弱くなっているのを感じています。
感動はどこからやってくるのでしょうか。
私は、子どもたちの真剣な取り組み姿勢だと思います。全員が同じ目をして取り組んでいる姿が大きな感動を呼ぶのです。
そして、そこに至るまでの努力を知っているとその感動はさらに大きくなります。
学校は、教育の場です。教育により、子どもたちが成長し、変容し、その結果として、友だちと心を合わせて、大きな表現力を発揮するのです。
その表現力を目の当たりにした時、人は掛け値なしに感動するのではないでしょうか。