生涯学習ー42 感情をコントロールする
◆心身が疲れていると、ちょっとした一言で感情がコントロールできなくなることがあります。自分がこれだけ疲れているのに、なぜ、理解してくれないのか?という甘えがどこにあるのでしょう。逆鱗の数が増えているのです。
相手の一言が癪に障り、怒りを露わにしてしまうことがあります。自分では、今までの経験から随分と自分の感情をコントロールできる自信があったのですが、心身が疲労していると冷静な判断ができなくなっているのでしょう。
自分でも驚くほど怒りの沸点が低くなっているのに気付きます。
怒りを露わにした時点で、自分の程度が知れてしまい、自分でもガッカリすることがしばしばあります。
気持ちを落ち着かせるために、取り出すのは渡辺和子氏の著書です。
『面倒だから、しよう』
その中で次のような言葉があります。
「自分の感情を認めること。認めた上で、大ごとにしない」
※腹を立ててもいい。不安がってもいい。
けれども、感情に振り回され、自分を見失ってはいけない。
読むほどに心に染み入ってきます。
生きていればいろいろなことがあります。数え切れない人たちと関わり合いながら生きているのです。感情がずっと安定し続けることは至難の業です。
まずは、自分の感情に起伏が出ることを認めることでしょう。その上で、感情に振り回されないような冷静さを心の真ん中に置いてみてはいかがでしょう。
感情が昂ぶりそうになったら、目をつむり黙ってみること、一瞬その場から自分を飛ばすことが必要なのかも知れません。その上で、ゆっくり、静かな声で思ったことを口にしてみれば、大ごとにはならない気がしています。