挨拶 「教育は愛」No.457

学校教育

学校教育ー103 挨拶

◆子どもたちと元気な挨拶を交わしているうちに、疲れが吹き飛ぶのを感じます。子どもたちだけではありません。同僚や地域の方と挨拶を交わしながら一日のエネルギーを充填させていただくのを感じるものです。

 「挨拶」は、もともとは「心を開いて相手に迫る」という仏教の修行のひとつだったと本で読んだ記憶があります。

 確かに、自分から進んで挨拶をするには、多少の勇気が必要かも知れません。気持ちが落ち込んでいる時もあるでしょうし、疲れていて言葉を発したくない時もあるでしょう。その中で元気に挨拶をするには、勇気も気力も体力も必要になることは事実です。

 しかし、単発的ではなく、継続的に挨拶をし続けることにより、コミュニケーションが生まれ、相手との絆が芽生えるのが挨拶の効用ではないでしょうか。

 「おはようございます」を交わしているうちに、簡単な世間話に発展することもあれば、時には相談を受けることさえあります。

 子どもたちとの挨拶も同様です。廊下ですれ違う度に「こんにちは」と繰り返すと、子どもたちは、挨拶する習慣を身に付けるようになります。やがて、外部から来校されたお客さんにも元気に、笑顔で挨拶ができるようになります。

 すると、お客さんは、「挨拶が気持ちの良い子どもたちですね。素敵な学校です」と好印象をもってくれるのです。

 「挨拶」は、継続すると、する方もされる方も、心が豊かになるのを感じることができます。こう考えると、修行のひとつという考え方も「なるほど」と頷けます。

 たかが「挨拶」、されど「挨拶」

 「挨拶」により、元気をいただき、元気を与えることができる、そんなことを思いながら、今日も学び舎に、元気な挨拶を響かせようと思います。

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