授業研究・心に残るターニングポイント 5    常態の向上  「教育は愛」No.184

教師

教師ー12 心に残るターニングポイント(5)常態の向上

◆「もっと誰にでもできるような準備で授業をしてみましょう」

 これは、私が毎年授業研究を重ね、その楽しさを感じていた頃、当時県の指導主事をしていたI先生からいただいたご指導です。

 授業研究会ともなると、子どもたちの学習を少しでも活性化させるために、学習カード、教具、学習掲示板等の準備がついつい大がかりになってしまいます。

 中でも学習掲示板は、何枚もの黒板やホワイトボードを校庭に運び出し、そこに色とりどりの学習資料を掲示するのです。

 これらの準備を見ると参観者は「すごい!」と感心すると同時に「日頃の授業では、こんな準備はできない」という率直な感想をもってしまいます。

 さらには「体育の授業研究は大変だ」というマイナスのイメージをもつことさえあるのです。そうすれば、体育の授業研究は衰退してしまう危険性さえあるのです。

 その状況を危惧されて、発せられたご指導でした。以後、私は、持ち運び用のホワイトボードと必要最小限の準備で授業研究に臨むよう心がけました。

 私は、日頃の授業でできる準備で、最大限の効果を発揮できる体育授業の姿を追い求めるようになりました。

【ターニング・ポイント5】

 常態を向上させる授業研究を行う! 

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