早朝出勤 「教育は愛」No.325

管理職

管理職ー25 早朝出勤

◆働き方改革に逆行する、と言われてしまいそうですが、私は早朝出勤が大切なルーティンになっています。職場には6時30分くらいに入ります。教育委員会時代は5時50分頃に職場入りしていました。早朝に出勤をすると、いいことが沢山あります。

 ほとんど人が居ない早朝の職場は、静かです。電話も鳴りません。私にとって朝6時30分から7時までの時間は、宝物です。

 この時間は、頭がさえているので、一日の仕事の流れを再確認して、はじめの一歩がしっかりと踏み出せるようにしています。また、この時間を使って、校長としての気持ちを作ることもできます。校長としての気持ちを作るためには、自分の頭の中や服装、表情に「校長たれ!」という意識を深掘りするのです。

 また、文章をチェック、作成するのにもこの時間は、日中の何倍もの効果を発揮することができます。静かで、頭の中も新鮮なので、ひとつのことに全身全霊を傾注できるのです。

 そして、職員の仕事ぶりについても理解することができます。

 毎日、7時前後に出勤し続けている職員は、パフォーマンス力もかなり高いレベルにあります。毎日、早朝から出勤できているということは、仕事中心で、自分の生活をコントロールできている証拠だと思います。自分を管理できている職員は、仕事も信頼度の高いレベルで完遂することができる、というのが私の持論です。

 また、早朝に出勤していると緊急事態が発生した時に、先手を打って対応できるのです。リーダーが勤務時刻ギリギリに出勤していると緊急対応の判断が全て後手に回ってしまいます。こうなるとリーダーとしての任務を全うすることが難しくなります。

 今までも、早朝から出勤していたために、緊急事態に先手、先手で対応できた事例が幾つもあります。 以上のような成功体験がベースとなり、私は働き方改革に逆行しても、早朝出勤を自分に課しています。リーダーとしての仕事が待つ限り、この姿勢は継続していくつもりです。

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