管理職ー26 校長としてのビジョン
◆校長は、1校を任された時から学校経営方針を作成し、自分の理想とする学校に向かって実践を重ねていきます。当然、当初描いた青写真とは異なる出来事も数多く発生します。
しかし、色々な荒波にもまれながら進んでいくうちに、校長としてのビジョンがより鮮明に浮き上がって来るのを感じています。
今、お世話になっている学校では3年目を迎えています。まだ、3年目は3ヶ月も経っていませんが、それでも自分が3年前に描いた青写真の幾つかが実現できているのを感じています。
自分の理想とする学校像を文章にして、目標に掲げます。学校が動き出していくと、当初考えていた計画を修正する必要に何度もぶち当たります。
それでも、決して諦めることなく、修正した計画で突き進むのです。
私は「教育は愛」を掲げて、様々な取り組みを行ってきました。信念をもって、継続しているうちに自分が思い描いていた形より、素敵な形に仕上がってきたことも多々あります。
もちろん、それと同じくらい、否、もっと数多くの失敗も経験します。
失敗しても私は諦めません。諦めずに、成功するまでチャレンジし続けるのが私のモットーだからです。
そうやって、仲間とともに紡いできた学校経営が、自分の中でひとつの論として整理されてきているのを感じています。
実践の中から、自分の学校経営論が形になってきているのでしょう。
体育科教育に夢中になっていた時にも、実践しているうちに体育科教育に関する自分の論が紡がれてきたのを思い出します。
学校経営論は、私のような者が、そう簡単に論じられるものではありません。まだまだ、自分の中で完成することのない果てない論です。
それでも、今、自分の胸の中で、うずうずするような形となって論を成していくのを感じている2期目、校長3年目です。