母の明るさ 「教育は愛」No.168

家庭教育

家庭教育ー16 母の明るさ

◆今日は、今は亡き母のお誕生日。母のことを思い出すと、母はいつも明るく私たち兄弟を励ましてくれました。

 そして、母の明るさは、暗い少年時代に活力を与えてくれました。

 背中で人生を語りながら、時にユニークな言葉で家庭を明るくしてくれました。

 母の言葉は、今でも私の人生訓となっています。私の中で、決して風化することはありません。

<その1>

「お母さん、たいちゃんと遊んでくるね」

「たいでもひらめでも遊んでこい」

たいちゃんは、ここにいるんですけど・・・

<その2>

「はい、通知表」

「へぇ~、きれいに『2』が並んだね。ひとつくらい『3』が入ってもいいようなもんだけど、大したもんだね」

「それほどでも・・・」 (当時は、5段階評価、5が最高)

<その3>

「明日の中間試験、ノイローゼになりそうだから勉強するのをやめようと思うんだけど」

「そりゃ大変だ。勉強しない方がいいよ。サッサと寝ちゃいな。ノイローゼになっちゃ手遅れだもの」

<その4>

 女手ひとつで、二人の息子を育ててくれている母のことを思い、祖母は「裕が中学校を卒業したら働かせた方がいいよ。そうすれば、お前も楽だろう」

 母は「裕は高校へ行きたがっているから行かせます。本人が大学へ行きたいなら大学だって行かせますよ」

<その5>

◎「人間、生きていれば痛いところのひとつやふたつはあって当たり前だよ」

◎「もう、今月はお金がない。給料日まで耐乏生活だ」

◎「人間、オギャアと生まれた時から性格は決まっている」

◎「地震が来る前にご飯たべちゃいな」

◎「人に笑われちゃうけど、毎月500円ずつ貯金してたんだ」

◎「痛いだの、痒いだの、蜂の頭だの」

◎「母さん、お腹空いたよ」「鼻でもつまんで寝ちゃいな」

◎「人間、人がいいのは馬鹿に通じる」

◎無駄遣いをする私に「金持ちは違うねぇ」

◎「頑張らなくてもいいよ。疲れちゃうから」

◎「私は、ピンコロで逝きたいね」・・・有限実行でした。

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