気力 「教育は愛」No.463

生涯学習

生涯学習ー66 気力

◆ある番組で91歳の男性が、堂々と歌声を披露されていました。とても91歳とは思えないような姿勢、表情で、歌声も響きのある素敵なものでした。また、70歳を越えても、若い頃と変らぬパフォーマンスを披露してくれている俳優さんや歌手の方を見ると、底知れぬパワーを感じ、勇気をいただく思いです。

 学区の中でも80歳を越えていらっしゃっても、若々しく子どもたちのために日々、ご尽力してくださっている方が沢山いらっしゃいます。

 この方たちとリード文に書かせていただいた男性や俳優さん、歌手の方に共通しているのは、見た目の若さだけでなく強い“気力”が発せられているということです。

 “気力”は、人間が生きている上でのエネルギーの表れだと思います。若くても“気力”を発していない人には、魅力を感じませんし、物事をお願いする気がしません。

 “気力”とは、その人がもつ“情熱や夢”が基盤になっているのではないでしょうか。

 物事に集中し、成し遂げようとする熱い情熱や、成功させたい、という夢をもっているとその気持ちが大きな力となって、“気力”を燃え上がらせるのだと思います。

 若い頃は、今の仕事でこうしたい、こうありたい、という夢や希望に溢れているものです。

 それが、年齢を重ねるにあたって「この辺りが限界かな」と諦めの気持ちが芽生えてくるのでしょう。すると、自然と“気力”も衰えて、萎んでしまいます。

 私にも現在進行形の“夢”があり、成し遂げたいという“情熱”があります。

 それがある限り、“気力”を衰えさせる訳にはいきません。

 ですから、私よりも年長で“気力”に溢れている方を拝見したり、実際に接したりすると、より一層の意欲と勇気が湧いてきます。

タイトルとURLをコピーしました