無くて七癖 「教育は愛」No.468

職場

職場ー57 無くて七癖

◆人には「無くて七癖」と言われるとおり、自分では気付いていない癖はあるものです。先日、ある教師と話しをしている中で自分の癖に気付かされました。

 その教師の話しによると、私は、話題から離れたくなると腕をグルグル回し始めるそうです。全く意識していませんでした。

 また、状況が悪くなると顔を触り始まるというのです。これも全く意識していませんでした。

 なるほど、指摘されてみれば、そのような動きをしていたような気がします。

 人の顔の右半分は本心ではない、左半分の表情が本心を表しているということを聞いたことがあります。

 私も子どもたちだけでなく、いろいろな人たちと関わってきましたが、人は、自分の心理をいろいろな形で行動に表しているようです。

 時間を気にすると時計をチラチラ見始める、自分の意見と違うことを言われると、横を向く人、すがるような目で相手を注視し、自分の嘘を隠そうとする人、実に様々です。

 今回、私の癖を指摘した教員とは長い付き合いです。以前にも同じ職場でご一緒したことがあります。なるほど、私の癖も冷静に判断していたようです。

 人と接する際には、相手の考えていることを的確に掴むことが肝要です。互いに理解し合うためには、相手の考えを理解した上で、発言する必要があるからです。

 そのためには、常に相手の立場を考え、自らの想像力をフル回転させながら接すること、それが、誠意だと思います。

 例え、相手が子どもでも私は、その姿勢を大切にします。

 そして、付き合いの中で、相手の癖から本心を見抜いた時には、できるだけ相手の心に寄り添うよう努めたいと考えています。

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