異性にだらしない厄介な人 「教育は愛」No.162

コラム

コラムー33 異性にだらしない厄介な人

◆昔、プレイボーイ、プレイガールという表現がありました。異性にもてはやされる男女のことです。007のジャームズ・ボンドもプレイボーイにあたるかも知れません。

 年齢や既婚、未婚に限らず、異性を口説きたくなる厄介な人がいます。若い内は、それも愛嬌かも知れませんが、ある程度の年齢になると「他に考えなければならないことがあるだろうに」と呆れてしまいます。

 どうして、何歳になっても口説いてしまうのでしょうか?

 結論は「それがその人の性だから」だと思います。もう理屈ではないのです。若い頃からずっと繰り返してきているし、繰り返したくなるのでしょう。

 ただし、同じ職場で誰彼かまわず口説き回っていると、職場の秩序が乱れてしまいます。こうなると困ったものです。厄介です。

 止めてほしいものですが、ご本人は止められないのでしょう。

 外国の昔話があります。

 カエルに川を渡ることを頼んだサソリがいたそうです。

 カエルは、サソリを気の毒に思い、背中に乗せて川を渡りました。

 ところが、サソリは途中でカエルのことを刺してしまったのです。

 カエルが叫びます。「私を刺せば、自分だって溺れてしまうのにどうして刺したんだ!」と。

 するとサソリは答えます。「分かっているけど止められないんだ。刺すことが俺の性なんだよ」結局、刺されたカエルと一緒にサソリも川で溺れて死んでしまいます。

 「性」は、理屈を超えていることの妙に納得してしまう昔話だと思いませんか?

◆では、こういう人が近くにいたらどうしますか?

 口説かれる前に、情報を共有することでしょう。そして、時に本人にも毅然と忠告してあげるべきだと思います。

 友人から聞いた話です。ある会社で二股をかけようとした男性がいました。同じ会社ですから当然ばれるのは時間の問題です。結局、この男性は対象女性二人から詰問されて泣いて詫びたそうです。

 それでもこの人は、また、同様のことを繰り返すと思います。

 それがこの厄介な人の「性」なのですから。

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