職場ー64 礼を尽くす
◆「時を守り 場を清め 礼を尽くす」森信三先生の言葉です。教師なら誰しもが知っている教訓だと思います。
そう思っているのは、昭和世代の教師だけかも知れません。
そもそも、「礼を尽くす」ということがどういうことか分からない教師が過半数を超えてしまう時代がもうそこまで来ています。
コロナ禍でコミュニケーション能力を低下させ、働き方改革で廃することが美徳としている教師。今の30歳代半ばくらいでしょうか。
管理職や先輩教師に挨拶すること、お礼を言うこと、相談することを見失っています。
自分独りで、何でもできる、と考えているのでしょうか?
教師が「礼を尽くす」ことを失っていれば、当然、教わっている子どもたちも「失礼」が当たり前になってしまいます。
時折、あまりに礼を失する教師の姿に落胆を覚え、学校教育の行く末を案じてしまうことがあります。
人が気持ち良く人と生活する上で「礼」は欠かせません。そして、管理職や年長者を蔑ろにしている教師を見ていると、自分の頭の上に唾を吐きかけているように思えてなりません。
昭和の時代は封建時代・・・そのように考えているミドル世代がいるかも知れません。
しかし、私は、必要以上に年長者に対して媚び諂え、と言っているのではありません。
「礼を尽くす」ことによって、人は人と協働できるということをもっと理解し、受け止めて教育活動に取り組んでほしいと言っているのです。子どもたちの人生を拓く教師なのですから・・・。
こんなことを言わなければならない程、「礼を尽くす」ことが分からない、できない教師が増えていることを憂いている今日この頃です。 深いため息を吐き、しばし、瞑想して心を整えます。

