職場の学び 「教育は愛」No.452

職場

職場ー55 職場の学び

◆学校という職場は、全く同じメンバーで2年続けて仕事をできる職場ではありません。毎年、人事異動があり、変化のある職場です。今、一緒に仕事をしている仲間は「一期一会」のご縁でご一緒させていただいているのです。

 本年度のメンバーを見渡すと素晴らしい能力をもっている教職員が沢山います。そして、その職場の中で、自分から謙虚に学びを乞い、積極的に学ぼうとする教職員もいます。

 折角、一緒に仕事ができるのですから、一緒にいるうちに、素晴らしいと思うことについては、積極的に学び、自分の血肉にしなければもったいない、と感じています。

 私も、若い先生方から、学ばせていただくことも多々あります。ICTの使い方をはじめ、若い先生方の仕事観や人生観を知り、自分の中にある考え方をアップデートして、深みをもたせることができます。

 子どもたちと接していても、保護者や地域の皆様と接していても同様です。自分の考え方にない考え方に触れる度に、刺激を受けています。

 年齢を重ねる度に、自我が邪魔をして、新しい考え方を否定してしまう傾向が強くなるものです。しかし、“学びの心は謙虚な心から”と自分に言い聞かせて、学ぶ努力をしています。二度と無い職場ですから。

 職場を見渡すと謙虚な心をもっていらっしゃる教師は、目に見えた伸びが見られるものです。そして、その姿勢を継続しているうちに、ベテランの教師たちが驚くほどの力を発揮できるように成長しています。

 職場のご縁を生かして学べるか否か、それは、謙虚な心の有無にかかっているのではないでしょうか。

 謙虚な心を保つためには? 

 “話す時間”より“聞く時間”を多くすることかも知れません。

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