若々しく 「教育は愛」No.218

人生訓

生涯学習ー8 若々しく

◆年齢を重ねていくと、いろいろな人生経験が表情や姿に表れるものです。時にその姿を見て、将来の自分の姿と重ね合わせるようなこともある今日この頃です。

 松下幸之助さんが、アメリカの詩人サミュエル・ウルマンの『青春』という詩にヒントを得て作った詩だそうです。

  青春とは心の若さである
  信念と希望にあふれ
  勇気にみちて日に新たな
  活動をつづけるかぎり
  青春は永遠にその人のものである

 実年齢と心の年齢は異なるようです。常に何かに燃えて、夢中になっている人は、心の若さを保っているようです。結果として、実年齢よりも随分と若く見えるものです。

 毎朝、私は学区を歩いています。子どもたちの登校の様子を見守るだけでなく、ボランティアで子どもたちを見守ってくださっている地域の皆様へご挨拶させていただくためでもあります。

 そうしていると自然、顔なじみの方ができるものです。散歩をしているワンちゃんにも顔なじみが増えました。

 その中で、あるご高齢の男性と会話できるようになりました。80歳を超えていらっしゃるそうですが、若々しい笑顔がとても印象的でした。

 ある時、「若さと健康の秘訣は何ですか?」と質問すると一寸考えた後、笑顔でこうお答えくださいました。

 「日々、これ、良き日かな」

 素晴らしい一言でした。

 その時に思い出したのが、松下幸之助さんの冒頭の詩でした。

 生きている限り、心を若く、保っていたいものです。

 私は、マサカリ投法、サンデー兆治で有名な大投手、村田兆治さんの「人生先発完投」の言葉にこう付け加えています。

 「人生先発完投、臨終定年」

 ゆっくり老後を過ごそうという気持ちは、今のところ、サラサラありません。

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