生涯学習ー14 若さ
◆20年以上お世話になっているお花屋さんがあります。そこのご主人は、80歳を超えているということですが、いつも若々しく、お会いする度に元気をいただいています。
ご主人の若さはどこから来るのでしょうか?
いつお会いしても、花屋のご主人は笑顔です。明るい笑顔で迎えてくださり、私が注文したアレンジメントについて、嬉しそうに説明してくださいます。
お花のことが大好きなのでしょう。ご主人のお花に対する知識や愛情が私の心にストレートに入ってきます。このご主人の若さのひとつは、自分の大好きなものをもち、その大好きなものに毎日接していることが源になっているのかも知れません。
そう言えば、20年間以上、学校の見守り活動をしてくださっている80歳くらいの男性の方に若さの秘訣をお聞きした時に「子どもたちが大好きで、毎朝、子どもたちと接していると元気をいただいています」と笑顔でお話ししてくださいました。
人は、大好きなもの、こと、人と毎日のように接していると若さと健康を保てるのかも知れません。
最近、遠のいていますが、ゴルフでご一緒した80歳を超える男性も、ややお足元がふらついていらっしゃいますが、クラブを握ると、元気に振り切っていらっしゃいました。定期的にコースへ来て、ラウンドを楽しまれている、とのことでした。この方も笑顔満開でした。
6年生の子どもたちとの会話で「自分の好きなことを職業にできたら嬉しい」という話を聞きました。
お金のため、生活のために、嫌々仕事をして我慢の日々を送るより、大好きなことを職業にして、毎日、それに接していられれば、若さを保てることにもつながるのではないでしょうか。
私は、今の小学校長という職業が大好きです。大変なことも多々ありますが、どの職業でも大変なことは必ずあります。それは当然のことです。それよりも、校長という職業は、大好きな子どもたちと接し、教育活動を行い、その成長を見て、喜びを感じることができます。
しかも、教職員一人ひとりが、子どもたちの前で輝けるよう施設環境、人的環境などを直接整備していくことができるのです。こんなにやり甲斐のある仕事はありません。
私も前述した大先輩のように、明るく、若々しく、日々を過ごしていきたいと思います。
お花屋さんのご主人が「先生は、まだまだ、これからの人ですよ。今が一番脂が乗っている時期ですから、頑張ってくださいね」と励ましのお言葉をいただきました。
「はい、がんばります!」