話しをすること 「教育は愛」No.259 

管理職

管理職ー20 話しをすること

◆管理職になると大勢の人を前にして話しをする機会も増えます。そして、自分の話に魅力がないことを棚に上げ、居眠りをしている者を見つけると憤慨する人も散見されます。 

 そもそも、大勢の人を相手にして、3分間以上の話しをするには、飽きずに聞かせるような工夫がなくてはなりません。話しの内容、声のトーン、身振り・手振り、表情等々・・・やってみるとなかなか難しいものです。

 人が集中して自分の話を聞いてくれるのが当たり前だと思ってはいけません。たとえ、リーダーの話だと言っても、聞かせるだけの魅力がなければ、人は耳を傾けてはくれないのです。

 まずは、このことを正しく認識することです。

 私は、話しをしている時に、一人でも頷いて聞いてくれている人がいれば、満足し、感謝することにしています。私は、有名人でも、芸能人でもないのです。ましてや噺家のように、全員を釘付けにするような話しなど到底できるはずはありません。

 しかし、それに近づく努力を欠かしたこともありません。噺家のように話してみたいです。

 内容は、事実に基づいたこと、できるだけ、自分自身が体験したことを自分の言葉で語れるように工夫しています。また、声の抑揚をつけ、表情にも工夫を凝らしているつもりです。

 また、一方通行にならないように聞き手との問答や語りかけもしてみます。

 こうして、できるだけ場内の一体感を醸し出そうとしているのですが、全員を惹き付ける話しはできるものではありません。

 まだまだ、何かが足りないのです。その何かを考え、試行錯誤するのが私の勉強だと思っています。

 そして、私は話しをするのが大好きです。だから教師になったのかも知れません。自分の好きな話しを魅力的にできるように、これからも精進していきたいと考えています。

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