コラムー35 仕事より趣味が優先してしまう厄介な人
◆趣味と仕事を両立される魅力的な方は先に述べさせていただきました。素敵なことだと思います。
ここでは、仕事より、家族より、趣味が優先してしまう厄介な人について述べさせていただきます。ゴルフが好きで、好きでたまらない、パチンコ、競馬が大好きで、居ても経ってもいられない。もう土日の休日だけでは飽き足らず、仕事も休んで駆けつけてしまう、こうなってくると、最早、依存症と言うほかありません。
そもそも趣味にはルールがあるはずです。
ひとつは、自分の小遣いと時間の許す範囲で行うこと。
もうひとつは、家族や職場に迷惑をかけないこと、の2つです。
この2つのルールから逸脱してしまうと自分で自分のことを抑えることができない依存症に該当してしまいます。
人間ですから、誰でも楽しいと思うことのひとつやふたつはあるでしょう。しかし、寝ても覚めても、そのことが頭から離れないようになってしまうようでは、害となります。
アルコールも適量であれば百薬の長です。限度を過ぎれば、毒となってしまうのと同じことです。アルコール依存症やたばこ依存症は、専門の医師に診てもらえます。
今回のようにゴルフやパチンコ、競馬等々にはまってしまった場合はどうすれば正気に戻れるのでしょうか?
正気に戻るスイッチを見失っているのですから、打つ手はありません。本人が痛い目に遭って懲りる以外に道はないのではないでしょうか。
◆このような厄介な人と一緒に仕事をすることになったらどうしますか?
組織に迷惑がかかるようでしたら、毅然と処することです。場合によっては、組織から離れてもらうことも必要でしょう。
では、家族にこのような厄介な人がいたらどうしますか?
先の2つのルールを守れないのですから、これは趣味ではなく問題行動です。何らかの形で責任をとってもらうしかないでしょう。お金を止める、家から追い出す、別れていただくなどの方法が考えられます。大切なのは、家族が振り回されないことだと思います。