長嶋茂雄さんのように 「教育は愛」No.345

人生の師

人生の師ー7 長嶋茂雄さんのように

◆人生の師、長嶋茂雄さんの訃報にショックを受け、6月3日は他人と話しをするのも苦痛でした。その日は、長嶋さん関係の番組や報道を繰り返し視聴し、それでも納得できず、長嶋さんのDVDを視聴しました。ベッドに入ってもほとんど眠れませんでした。

 6月3日、4日は、沢山の方々からメールやお電話をいただきました。内容は、長嶋茂雄さんへの追悼の念と私への励ましのお言葉でした。返信するのも辛く、「お心遣い、有難うございます」と返信させていただくのがやっとでした。

 4日(水)も通常通り、仕事へ。朝、まぶしく輝く太陽と青空が広がる中、いつもと同じように、学区を歩き道行く方々と挨拶を交わします。ふと、挨拶が途切れた時には、まだ、長嶋さんが急逝されたことが信じられず、夢を見ているのではないか、と考えながら足を進めました。そして、美しく広がる青空を見ながら涙をこらえました。

 子どもたちが登校すると、子どもたちとの挨拶に救われました。校内を巡るだけで、気持ちが紛れます。しかし、学校公開でご来校された何人かの保護者の方から「大丈夫ですか?校長先生、元気を出してくださいね」と励ましのお言葉をいただき、胸が詰まりました。

 私が、ショックから立ち直るには時間を要するでしょう。

 しかし、下を向いてばかりはいられません。長嶋さんのお元気で明るいイメージを自分の中で再生し続け、憧れの長嶋さんに少しでも近づけるよう精進したいと思います。

 私が校長になった時、「私の理想のリーダーは長嶋さんです。長嶋さんは、巨人軍の監督をされていた時、何をお考えになって指揮をとっていらっしゃったのですか?」とご質問させていただいたことがあります。

 長嶋さんは、躊躇なく「誠心誠意かな、うん、誠心誠意だろうな」とお答えくださいました。その声と真剣な眼差しが、今、胸によみがえります。

 「誠心誠意」をモットーに、今日一日を大事に生きていこうと思います。決して下を向くことなく、永遠の人生の師、長嶋茂雄さんの姿を追い求めながら。

                               合掌

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