教師ー34 関心
◆「我々は、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる」これは、紀元前100年にローマの詩人パブリアス・シラスが説いた言葉です。子どもたちの心を理解する上で、私がしばしば引用している言葉です。
誰もが皆、よく分かっていることだと思いますが、この心理を実際に活用とすると結構難しいものです。一人ひとりの子どもに寄り添って、話しを聞いたり、言動を注意深く観察したりしながら、その子への関心を持ち、語りかければよいのです。しかし、それがなかなか難しいのです。
そもそも、教師は、自分の知識を伝達・指導しようとするあまり、話すことは得意です。何人を相手にしても、何時間でも話すことができるものです。
しかし、話しを聞くことは苦手です。
以前に読んだ本からの引用です。
人に嫌われたり、陰で笑われたり、軽蔑されたりしたかったら、次の項目を守るに限る・・・というものです。
- 相手の話を、決して長くは聞かない
- 終始自分のことだけをしゃべる
- 相手が話している間に、何か意見があれば、すぐに相手の話をさえぎる
- 相手はこちらより頭の回転が鈍い。そんな人間のくだらない話をいつまでも聞いている必要はないと考え、話の途中で遠慮なく口をはさむ
この4項目に当てはまるような人とは、誰もが皆、お付き合いしたくなくなるでしょう。
しかし、4項目全てでなくても、1つや2つ、該当してしまうことはあるかも知れません。
もし、教師自身が子どもたちから関心をもってもらいたければ、この4項目と真逆のことを積極的に行うことが肝要だと思います。
まずは、子どもたちの話を丁寧に聞いてあげることです。
そして、子どもたちを一人の人として、リスペクトする心が必要です。