生涯学習ー41 関東と関西
◆羽田空港と伊丹空港の売店で、関東と関西の違いを見た思いがしました。お土産の販売方法です。というより、販売する人の差を感じたのです。
羽田空港のお土産屋さんは、種類も多く、大変充実していると思います。東京名物や近隣の都道府県の名物まで、いろいろあります。
伊丹空港のお土産屋さんも、同じように充実しています。
しかし、販売されている人のお客さんへの関わり方が異なるのです。
羽田空港では、販売されている方が、店先に出てセールスする姿はあまり見られません。お客さんが、店を訪れ、購入する意向を示してお客さんとして認知するような気がします。
伊丹空港では、販売されている方が、商品の前に立たれます。特に、大阪名物においては積極的に声を掛け、惜しみなく試食を提供してくださいます。
3個セットで販売しているお菓子の袋を破り、私と妻に1個ずつ振る舞ってくださるのです。関東では、最近は、デパートでも試食はほとんどなくなりました。たまに見かけても、ひとつのお菓子を何等分にも切り分け、爪楊枝で提供しています。
しかし、伊丹空港は違いました。試食を振る舞ってくださった販売員の方から、思わず、お土産を買い求めてしまいました。
さらに、もう一軒のお菓子屋さんの前を通ると、同じように「新商品です。いかがですか」と気前よく、袋を破ってお菓子を差し出してくださいました。結局、このお店でもお土産を購入させていただきました。
関東と関西では、販売のスタイルも異なるものだと、つくづく感じ入ってしまいました。
どちらが良いかは、分かりません。商品を試食として提供しても、私のように購入するお客さんばかりではないでしょう。販売員の方は、ソロバンを弾きながら試食を提供しているはずです。
私は、関東でも関西も、試食を提供されたら、ほとんど購入してしまいます。
お店にとっては、扱いやすいお客なのかも知れません。