魅力を磨く 「教育は愛」No.467

教師

教師ー66 魅力を磨く

◆若い教師とディスカッションしました。日頃からとても熱心で、経験は少ないもののチャレンジ精神に溢れた教師です。授業研究について話しは及び、教師として何をすべきか、という話題になりました。

 若い教師は、自ら進んで授業を公開しました。その授業を参観した私に、授業のことにつてアドバイスを求めてきました。正直に言って、準備不足の授業であり、授業としての体を成していないものでした。

 しかし、この教師が子どもたちの心をしっかりと掴み、学習活動について、子どもたちは集中する場面もありました。

 教師の自ら授業を公開しようとする熱意は、子どもたちの胸に響いていたと思います。

 そして、今回の課題を解決し、次回はしっかりと準備した授業を公開することを約束してくれました。

 授業を公開し、アドバイスを求めることは、そのまま教師の授業力向上に結び付きます。

 授業力は、教師の生命線であり、子どもたちにとっては、その教師の魅力そのものでもあります。授業を研究して、子どもたちに分かりやすい授業をしようとする教師の心意気は、その教師の魅力となるのです。

 私は、若い教師にこうアドバイスしました。

 「教師は、常に自分の魅力を磨く努力をしなければなりません。魅力の根源は授業力です。教師は、授業力を磨くために、もっと積極的になるべきです」

 結果など怖れず、思い切って授業研究に挑むのです。何度もチャレンジしているうちに結果は好転します。そして、何年もチャレンジを続けていれば、その姿は子どもたちだけでなく、他の教師にも魅力となって伝わっていくものです。

 教師は、授業のプロです。プロなら、スキルを磨き続けて、自分にしか出せない魅力を放ち続けたいものです。

 若い教師とのディスカッションは、私にとっても勉強になり、心地よい時間となりました。

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