学校教育ー110 1年生の指導
◆1年生にとっては、初めてとなる小学校の運動会。子どもたちは、幼稚園や保育園と異なり、人数も、内容も、会場も、大きな違いがあります。そして、1年生の担任は、その違いを子どもたちに理解させるために、毎年、一生懸命です。
学級では、表現種目(ダンス)の振り付けの動画を視聴させ、担任が小刻みに指導します。やがて、学年練習になると運動場や体育館で、各学級で学んだことを基に、全体での動き方を学習します。
学級から学年という大きなグループで練習する時の学び方は、幼稚園や保育園のそれとは大きな違いがあるので、大抵の場合、子どもたちは戸惑うものです。
そして、さらに全校練習になると、子どもたちにとっては、まさに未知との遭遇です。
高学年がリードしながら、開会式や閉会式、応援合戦など、大人数でダイナミックに展開される全校練習です。
ここで、1年生が萎縮することなく、元気に練習に参加できるようにするためには、事前の練習、学習がとても重要です。
そのひとつに、“見ること、待つこと、行うこと”という体育授業の重要な学び方があります。これは、集団で活動したり、学習したりする際には、欠かすことのできない学び方です。
そして、このような学び方は、体育授業だけでなく、朝の会や日々の授業、休み時間の使い方など、学校生活全体を通して学ばせていかなければなりません。
ですから、1年生の担任は、子どもたちの登校から下校まで、気を許す時間はありません。こうして、担任も緊張感を持って、子どもたちが入学した4月から運動会までの約半年間をかけて、小学校で集団生活・学習できる力をはぐくんでいくのです。
その発表の機会が運動会であり、音楽会です。

