2024-10

中学年

「できた!」の一言を求めて「教育は愛」No.131

器械運動の授業で、どのように高度な技をできるようになっていても、授業の中で「できた!」という声が聞かれなければ、子どもたちは真の学びをしているとは言えません。トレーニングかショーになっているのです。子どもたちから「できた!」という声が聞かれるようになる授業には、明確なめあてがあります。めあての条件を3つ提示させていただきました。
中学年

相撲の効果 「教育は愛」No.130

全力を出す機会が減少している昨今、子どもたちは自分の全力が分からないまま中学校へ進学することも珍しくありません。体が柔らかい中学年までの間に、友達と取っ組み合う相撲を経験させることをお勧めします。子どもたちは、自分の体の使い方を理解するとともに、決して攻めてはならない人間の体についても理解できるようになるのです。そして、全力を出す相撲を沢山経験すると、不思議と喧嘩も減少します。これは、相撲が持つ、情緒を安定させる効果のお蔭ではないでしょうか。
中学年

ルールを守ること 「教育は愛」No.129

中学年は、運動能力だけでなく、社会性も大きく成長する時期です。この時期に、勝敗を左右するようなゲームの授業でルールを守ることの大切さについてしっかりと理解させ、身に付けさせたいものです。ルールを守ることは社会性の基礎・基本です。しかし、焦りは禁物です。長い目で繰り返し指導する根気強さが教師には求められます。
学校教育

音はひとつ 「教育は愛」No.128

先輩から教えていただいたことです。起立する時の音はひとつ。これを自分の学級で指導したところ、子どもたちの中にけじめある行動の姿と空気が学級に充満するようになりました。けじめは、言葉だけで指導するのではなく、日々繰り返される行動の仕方から指導することができるということを先輩の実践から学ばせていただきました。
コラム

保身ばかりを考える厄介な人「教育は愛」No.127

自分の出世ばかりを考えて、保身に徹する厄介な人がいます。このような人は、冷静に観察すると何を考えているのか、結構分かりやすいものです。その上で、付き合い方を考えていけばよいのではないでしょうか。そして、不幸にして、このような人が自分の上司になったら? 割り切って我慢することでしょう。決して思い詰めないように・・・。
コラム

謙虚さ・笑顔、魅力的な方 「教育は愛」No.126

肩書きに関係なく、人に丁寧に接し、会う人全てを惹き付けてしまうような魅力な方がいらっしゃいます。肩書きなど関係なく、常に、人を大切にしようとされている方、一人の人間として常に謙虚に、笑顔を絶やすことなく接していらっしゃる、その姿勢には尊敬の念が絶えません。
学校教育

握手・挨拶・返事  「教育は愛」No.125

本来なら家庭教育の場で身に付けておいてほしい行動様式に握手・挨拶・返事があげられます。もし、満足にこの3つができない子どもがいたら、丁寧に行い方を指導してあげることです。できれば保護者の方と連携して繰り返し指導できれば、身に付くのも早く、着実でしょう。
中学年

好奇心に火を点ける 「教育は愛」No.124

好奇心旺盛な中学年の子どもたち。授業を行う際にも与える一方の授業ではなく子どもたちに創意工夫させる余地を入れた指導方法も一考ではないでしょうか。子どもたちに工夫するよう促すと、一生懸命に考え、工夫する姿が見られました。中学年では、学びにおける柔軟性を持たせることも大切だと思います。
中学年

リーダーの育成  「教育は愛」No.123

体育授業のチームゲームでは、チーム編成と教材の工夫を行えば、リーダーを育成する絶好の機会となります。言葉で説明してもわかりずらいことでも、実際のゲームを通して、仲間との協働を経験する中で、心から理解できることもあります。教師は、子どもたち一人ひとりの能力や特長を把握した上で、授業を構築していく必要があるのではないでしょうか。
中学年

鉄棒ブームをつくる 「教育は愛」No.122

鉄棒運動は、子どもにとってなかなか取り組みにくい運動のひとつです。固くて冷たい鉄棒を楽しい感覚を体感できる魅力的な棒にするためには、子どもたちが鉄棒をしたくなるような環境づくりが必要です。そして、環境は子どもの自然発生を待っているのではなく、教師自らが環境を作り出すことが大切だと考えます。