職場ー32 3月31日
◆3月31日は、年度の最終日です。その昔、ある校長は定年退職を迎える3月31日に、日付が変るまで学校に居たといいます。その時までが自分の責任だから、という理由からです。教職員にとって、3月31日は、とても特別な日です。
本年度も、3月31日を迎えました。卒業式、修了式、新年度の準備等々、バタバタとしているうちに迎えた3月31日です。転出される教職員が、校長室まで挨拶に来てくださって、初めて今日が特別な日であることに気付かされました。
今まで、頭で分かっていても、実感を伴わなかったのです。まだまだ、今のチーム、メンバーのままで居たいという思いが、別れを打ち消していたのかも知れません。
さて、本校では慣例となっているお別れ式を行いました。
転退職される方々へ花束を贈り、ご挨拶をいただきます。アーチを作ってお見送りをする式です。
お一人おひとりのご挨拶は、心に染み入るものでした。どのような思いを持って本校で教育活動に邁進されていたのか、その思いに触れると目頭が熱くなります。
勤務した学校には、その人の人生が詰まっています。学校だけでなく、ご家族の歴史が時間の流れの中で刻まれているのです。
全員のご挨拶が終わった時に、ようやくお別れする現実に気付かされ門出をお祝いするとともに、残されたメンバーへの激励をします。
「一座建立 一期一会」
茶会の心得です。千利休の高弟、山上宗二の言葉だと伝えられています。
今日の茶会のメンバーは唯一無二、二度と無い機会に感謝して、みんなで場を盛り上げようというものです。
1年間、ベストを尽くしてくれた仲間たち。今、3月31日にこの座は幕を閉じます。
そして、数時間後の4月1日は、各々が新たな座で「一座建立 一期一会」に徹するのです。3月31日は、特別な日、新たな始まりを迎える終わりの日なのです。
1年間、盛り上げてくれた仲間に感謝の気持ちで一杯です。