職場ー33 4月1日
◆4月1日の醍醐味は、出会いです。新しく着任される方々との出会いは、楽しみであり、期待と不安が入り交じったある種の高揚感があります。学校という職場は、4月1日の出会いと始業式、入学式の子どもたちとの出会いに胸が高鳴る唯一無二の職場です。
私は、新しく着任された教職員の皆様に辞令を手交させていただく際に、必ず握手していただきます。その握手には、これから共にお仕事をさせていただきます、よろしくお願い致します、という私なりの自己表現です。
実は、教育委員会事務局で辞令をいただいた時に、上司が握手してくださり、その時の嬉しさが胸に焼き付いているので、私もまねをさせていただいているのです。
それまで、子どもたちとの学級開きでは、必ず、一人ひとりの子どもたちと笑顔で握手することは自分なりのルーティンになっていました。しかし、大人に対してはなかなか握手する気持ちにはなりませんでした。
しかし、先ほどの上司が握手してくださった時に、「大人でも嬉しくなるんだ」と身をもって実感してからは、積極的に握手するようにしています。
そう言えば、体育科教育の大先輩のお一人も、若い先生方にお褒めの言葉と一緒に握手をしてくださったのを思い出します。柔道をされていた大先輩の手は大きく、握手の握りにも力が入っていました。その大先輩の笑顔と握手は、忘れられない思い出となっています。
さて、新しいチームの船出です。校長の学校経営方針は、結構なページになりました。私の今までの経験と愛情、情熱からくる熱い思いを書き綴っています。ひとつの読み物になるよう意識して書かせていただきました。
そして、教職員の皆様にお伝えする部分は、ピンポイントで具体例を交えたお話しさせていただきました。それでも気が付くと30分間が経過してしまいました。説明というよりも講話です。年度のはじめに、校長が示す姿勢方針、聞き手を意識するあまり、伝わらないまま時が過ぎていく苦い経験を活かして、できるだけ分かりやすくお話しをさせていただきました。これが、4月1日の校長の最も大きな仕事だと思っています。
今年度は、保護者・地域の皆様と共に教育する姿勢「共育」と「他人の所為にしないこと」の2本を大きな柱に据えました。メインテーマは、もちろん「教育は愛」です。
4月1日、今日からまた、大切な仲間たちと一緒に、「一日一生」の思いで歩いていきます。