イクスキューズ 「教育は愛」No.247

職場

職場ー24 イクスキューズ

◆何か失敗すると、すぐに言い訳をする人がいます。失敗した時に、人は2種類に分けられると言われています。ひとつは、言い訳する人、もうひとつは、黙って立ち上がる人。私は、もうひとつあると思います。それは、他人の所為にする人です。

 人は誰でも失敗します。私も今までの軌跡を振り返ると失敗の方が断然多いと思います。

 成功したことなど、ほんの一握りに過ぎません。

 若い頃は、言い訳をよくしたものです。「あの時、もっと時間があれば」「自分にあの道具があれば」など・・・。負けず嫌いだったこともあり、自分の失敗を素直に認められなかったものです。

 そして、他人の所為にすることもしばしばありました。「元はと言えば、あの人がいけないんだ」「これは、○○さんがやったからこうなったんだ」等々、何とか自分の所為ではないことにするために必死だったのを覚えています。

 言い訳、他人の所為にする、何百回、何千回、何万回、言ったところで失敗は拭いきれません。失敗したのは、自分の判断の積み重ね、自分の行動の積み重ねなのです。自分が全ての原因なのです。

 そのことを踏まえた時に、いろいろなことが見えてきます。失敗した理由、失敗を回避するためにできたこと、今後の対策、失敗のダメージを最小限に食い止める方策など、冷静な自分を取り戻せば、今、できることが浮かび上がってきます。

 人生の師、長嶋茂雄さんは、言い訳は許さなかったと言います。自分に対しても、選手に対しても。「イクスキューズはするな!」と厳しく戒めたそうです。

 今、私もようやく言い訳したり、他人の所為にしたりすることが少なくなりました。常に自分の責任だと自覚しながら、判断し、行動するように心がけています。

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